株価はミサイルが動かすか、それとも? 半島情勢から学ぶ、投資判断の方法論
最近、またまた北朝鮮関連の緊張を受けて、株価が下がっていませんか。6月20日の2万230円から見ると、直近(9月初旬)は1万9400円から1万9500円前後、700円くらい下がっているようです。これは、買い場とは言えないのでしょうか。
先に結論を言ってしまうと、私ならまだ買いません。
まだ1000円くらい高いかな」ということもあります。もっと調整すれば買ってもいい。ただし、価格だけの問題ではないんですよ。前回はわりとシンプルに「北朝鮮情勢」が下落の原因の大半でしたが、今回は、今後の金融政策もこれから大きく影響してくると見ているんです。
どちらも先の見通しが極めて難しく、しかも市場への影響が短期的か長期的かはあるにせよ、とても大きい。投資家は先を読むのが仕事ですが「わからない」ので、判断を先送りしています。今は判断しないという判断をしたわけです。多くの機関投資家もそうではないかと思っています。