アマとプロの違い

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いま日経平均株価「2万円割れ」になったら、どう動くのが正解か…?

株高の背景は、①米中貿易協議の進展期待、②世界景気減速に対する過度な懸念の後退、そして③FRBによる利上げ停止であった。

三つ目の要因であるFRBの金融政策についても変化が出てきた。市場は「利下げ期待」に傾いている。金利先物が織り込む年内の利下げ確率は50%を超えている。

 

4月までの株高の要因がすべて変わってしまった。当面は不安定な展開が続くだろう。しかし、下値は限定的である。昨日、5月16日時点の日経平均のPBRは1.05倍。すなわちあと5%超下がればPBRは1倍を割り込む。日経平均ベースでPBRが1倍を割るのはよっぽどのケースに限られる。

 

日経平均の1株当たり純資産は史上初めて2万円を超えた。日経平均が2万円を割り込むことは瞬間風速ではあり得るだろう。しかし、それはPBR1倍割れの水準であり、長くその水準が定着するとは思えない。よってダウンサイドリスクはせいぜい5%だ。

そう思えばアップサイドを期待して買いで入るのが賢明な投資判断だと言えるだろう。

 

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